2009シーズン オーロラ爆発初観測

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オーロラニュース　Vol.27

日本時間2009年8月30日18時25分、アラスカ観測所現地時間2009年8月30日01時25分に、2009年シーズンで初めてのオーロラ爆発（ブレイクアップ）を観測しました。

2009年シーズンでは、8月12日に中継カメラが白夜明けの薄明の空にオーロラが顔を出してから、この時期特有の降雨日の多さで観測所上空にオーロラが現れても観測されることが少なかったが、この日も観測所上空には断続的に厚い雲が覆う状況の中、雲の切れ間、そして雲越しに眩いほどの明るさで輝くオーロラが観測された。
Live!オーロラ　白夜中継用低感度モードカメラがリアルタイムにとらえたオーロラ爆発（北向きカメラ）

NASA/ACE衛星がとらえた太陽風データの様子では、オーロラが活発化する要因の一つと考えられている太陽風磁場の南北成分のマイナス値が比較的大きな値で数時間続いたことが、今回のオーロラ爆発の観測につながったと考えられる。
宇宙天気情報センター等によると、明日以降、活発なオーロラを引き起こす要因の一つである高速太陽風がやってくる可能性がいわれている。
Live!オーロラ　アラスカ観測所のカメラによる自動撮影（白夜モード北向きカメラ）

これからアラスカ観測所では、白夜が終わり、12月頃の極夜に向けて本格的に冬が始まることになる。世界天文年2009の今年、オーロラと関係が深い太陽活動は昨シーズンに続き、無黒点状態が続くなど静寂であるが、昨年と同様に美しい光が中継カメラを通して見られるか注目したい。

※2009年9月初旬に、ライブ中継システムが「オーロラ観測モード」に切り替わり、高解像度ビデオ中継、全天周４ｋ中継システムが稼動する。
※昨シーズンのオーロラ例
　「しぶんぎ座流星群とオーロラ爆発」
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Live!オーロラニュース Vol.24 大晦日オーロラ！
2007年12月　ふたご座流星群とオーロラ共演　（毎日新聞一面掲載）
2007年10月　オリオン座流星群を横切る大火球（星ナビ　天文ニュースTop掲載）
2006年12月　2006/12/15 大規模な太陽活動に伴なうオーロラ発生について　（Yahoo!ニュースTop掲載）



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